近代能楽用語索引Index of Nō-related Terms in Modern Texts

近代芸談における技芸用語

主にシテ方の技芸にかかわる用語の索引。姿勢、視線などの重要と思われるトピックのほか、『能楽大事典』(筑摩書房)に立項される技術用語を対象としました。同表記・別意味の語を別に立項した場合(例:「運び」を歩き方と謡い方で別立項)も、逆に同意味・別表記の語をまとめて立項した場合(例:眼、目、目玉)もあります。

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みだれあし【乱れ足】

喜多実『演能手記』(1939)
  • 126ただ今度の乱は、父の一生、何十度かの乱の内の最高のものではあり得ない。これは腰とか膝とかの強靱さを失つて来た老境の如何とも為し得ないところである。然しただ一歩の乱足、一行の流足だけでも、その無比の絶技を認めることが出来ると思ふ。