研究集会「リチャード・エマート氏に聞く―英語能の可能性―」
2015年9月8日に、リチャード・エマート氏(武蔵野大学)とマイケル・ワトソン氏(明治学院大学)の対談をおこないました。
ワトソン氏がエマート氏の英語能に関する資料をパワーポイントで掲示しながら、話を引き出し、英語能の作品ごとに、どのような点が能に影響をうけているのか説明。2015年5月に日本で上演された Blue Moon Over Memphis を囃子謡にした譜も紹介されました。
英語を謡にする際に、英語を生かすことを心がけるけれども、観客が何だろう、変だなと思うような部分もあえて残すというようなこと、「Less is more」の姿勢を大事に制作するなどなど興味深い内容でした。
ワトソン氏とエマート氏による、本研究会の内容をふまえた論文が能楽研究叢書5『能楽の現在と未来』に収録されています(参加者28名)。共催:能楽学会例会