お知らせ
2019年度公募型共同研究に関するお知らせ
本拠点は、2019年4月から第二期(2025年3月まで)に入ります。今回、従来の公募型共同研究の公募・実施要領を見直すことにしました。提出していただく応募申請書類の様式を簡便化するとともに、本拠点における公募型共同研究のコンセプトも明確にします。拠点の運営予算が非常に少なく、十分な研究資金を用意することができないため、別の形で共同研究をサポートする方法も提示したいと思います。
正式な公募・実施要領や申請書のフォーマットは、運営委員会の審議・承認を経てからお知らせすることになりますが、大まかなプランを、前もって、以下にお知らせします。
従来の能楽研究の枠にこだわらず、幅広い分野からの応募をお待ちしています。
【公募型共同研究の概要】
・本拠点が所蔵する多様な資料や、本拠点が長年にわたって築いてきた人的ネットワークを活用し、2名以上の研究者(およびそれに準ずる者)が共同で行う研究をサポートします。
他機関が所蔵する資料の調査・整理のみを目的とする研究は、含みません。
・どのような国際共同研究も学際共同研究も、その基盤は、しっかりとした資料研究、文献研究にあると考えています。したがって、国際的でも学際的でもない従来型の研究も歓迎します。ただし「共同研究」であることは必須条件です。能楽研究所は従来からすべての所蔵資料を公開しております。個人研究の場合は、従来の閲覧規則にしたがって御利用ください。
【公募型共同研究の種類】
公募型共同研究として、次の二種類を設定します。
・公募型共同研究A
研究期間:1~2年
従来と同じスタイルの公募型共同研究です。年間30~50万の予算のほか、以下のサービスが利用できます。
- 拠点施設(閲覧室・会議室等)の利用。
- 拠点のコピーカードによる研究文献等の複写。
- 共同研究に必要な貴重資料の撮影(研究との関連性や全体の量等を専門委員会で検討したうえで、常識的な範囲でおこないます)
- 学内LANのアカウント取得、図書館の利用。
- 研究上必要な、能役者への紹介や能舞台借用のサポート。
・公募型共同研究B
研究期間:1~2年
研究予算の支給は、0~10万円です。応募書類の書式はAよりも簡便なものになります。以下のサービスが利用できます。
- 拠点施設(閲覧室・会議室等)の利用。
- 拠点のコピーカードによる研究文献等の複写。
- 共同研究に必要な貴重資料の撮影(研究との関連性や全体の量等を専門委員会で検討したうえで、常識的な範囲でおこないます)
- 学内LANのアカウント取得、図書館の利用。
- 研究上必要な、能役者への紹介や能舞台借用のサポート。
以上