能楽セミナー「アニメと能楽」
能楽セミナー「アニメと能楽」を下記の通り開催し、多くの皆様にご参加いただきました。
近年、アニメと古典芸能とのコラボレーションが盛んに行われています。 人気アニメ「ワンピース」「NARUTO」や映画化された宮崎駿の漫画「風の谷のナウシカ」を原作とする新作歌舞伎など歌舞伎界の取り組みが有名ですが、能楽の世界でも能狂言「鬼滅の刃」やVR能「攻殻機動隊」が上演されて大きな人気を集めたほか、室町時代の能役者犬王を主人公とするアニメ映画が公開されて話題を呼びました。 アニメと能楽のコラボレーションは実際どのように行われているのでしょうか。 そこにはどんな可能性が広がっているのでしょうか。 比較文化を専門とする気鋭の研究者や、アニメと能楽のコラボレーションに演者・監修者として関わるなど幅広い分野で活躍されている能楽師を交え、アニメと能楽との関わりを様々な角度から検証してみたいと思います。
日時 2024年3月3日(日)13:00~16:30
会場 法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・タワー26階 スカイホール
プログラム
13:00~13:05 【趣旨説明】宮本圭造(法政大学能楽研究所教授)
13:05~13:35 【講演】人の世で「鬼」の姿を目撃すること―能狂言『鬼滅の刃』の世界 植朗子(神戸大学国際文化学研究推進センター学術研究員)
13:35~14:05 【講演】アニメ映画「犬王」は能楽をどう描いたか 宮本圭造(法政大学能楽研究所教授)
(休憩)
14:15~14:45 【講演】『攻殻機動隊』が「夢幻能」的に見える理由 山中玲子(法政大学能楽研究所教授)
14:45~15:15 【講演】スピンオフとしての能 川口晃平(シテ方観世流能楽師)
(休憩)
15:30~16:30 【ラウンドテーブル】司会:横山太郎(立教大学現代心理学部教授)
参加者:198名