シンポジウム「『能十番』を読む いとうせいこう氏を迎えて」
下記の通り、能楽学会と共催でシンポジウムを開催いたしました(参加者 74名)。
『能十番 新しい能の読み方』において、いとうせいこうとジェイ・ルービンは謡曲文の面白さやポテンシャルを「翻訳」というかたちで表現した。本書は能に対する新たな関心の入り口となるべく構想され、またそれ自体がひとつの文学作品となっている。今回のシンポジウムでは、能楽研究の立場からこの書物を謡曲の現代語訳と英訳の系譜のなかに位置づけ、その特質を語り合うことを通じて、謡曲の翻訳(=解釈)にどのような方法がありうるのか、どのような意義があるのか、そして能の言語芸術としての可能性は何かといったテーマを共に考えたい。
日時:1月31日(金)14時─17時30分
会場:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階A会議室
プログラム:
能を読むことの面白さ──いとうせいこう氏に聞く
いとうせいこう、横山太郎(聞き手)
謡曲現代語訳の系譜と『能十番』
山中玲子
謡曲英訳の系譜と『能十番』
竹内晶子
パネルトーク
いとうせいこう、山中玲子、竹内晶子、横山太郎(司会)