経書堂(きょうかくどう)
信濃国諏訪の氏人家継の息子、花若と松若の兄弟は、父を亡くし僧侶となる。高野山へ向かう途中で清水寺を訪れた兄弟は、境内で女物狂を見かける。人々から石礫を投げられた女物狂は、経書堂へ行き経文を記す。女物狂が経木ではなく紙裏に経文を書いたことを不思議に思った兄弟が紙の表を見ると、それは自分たちが遁世時に母へ宛てた文だった。再会を果たした母子は連れだって帰る。
信濃国諏訪の氏人家継の息子、花若と松若の兄弟は、父を亡くし僧侶となる。高野山へ向かう途中で清水寺を訪れた兄弟は、境内で女物狂を見かける。人々から石礫を投げられた女物狂は、経書堂へ行き経文を記す。女物狂が経木ではなく紙裏に経文を書いたことを不思議に思った兄弟が紙の表を見ると、それは自分たちが遁世時に母へ宛てた文だった。再会を果たした母子は連れだって帰る。