金剛山(こんがうさん)
金剛山へ参詣した南都東大寺の沙門寛信は、山の中で不思議な鐘の音を聞く。するとそこへ樵の翁が現れる。寛信が鐘の音について尋ねると、翁は、この山が深沙大王のゆかりの山であることを語り、自分こそその深沙大王であると明かして山の奥へ消えて行く。やがて寛信の前に深沙大王が姿を現す。深沙大王は浄土の景色を金剛山に映して見せると、夜明けとともに姿を消したのだった。
金剛山へ参詣した南都東大寺の沙門寛信は、山の中で不思議な鐘の音を聞く。するとそこへ樵の翁が現れる。寛信が鐘の音について尋ねると、翁は、この山が深沙大王のゆかりの山であることを語り、自分こそその深沙大王であると明かして山の奥へ消えて行く。やがて寛信の前に深沙大王が姿を現す。深沙大王は浄土の景色を金剛山に映して見せると、夜明けとともに姿を消したのだった。