狭衣(さごろも)
秋の嵯峨院を訪れた大臣が読経をしていると、女が現れる。女が女郎花を手折ると、大臣は女郎花を仏花とする謂れを問う。女は、昔、狭衣の帝がこの地を訪れて女郎花の歌を詠んだこと、狭衣が様々な恋の遍歴を経て嵯峨野で憂いに沈んだことなどを語り、姿を消す。やがて稲妻の光が冴え、嵐が吹く夜になると、笛の音が響き天稚御子らしき者が現れる。天稚御子は舞を舞い、雲間へと姿を消す。
秋の嵯峨院を訪れた大臣が読経をしていると、女が現れる。女が女郎花を手折ると、大臣は女郎花を仏花とする謂れを問う。女は、昔、狭衣の帝がこの地を訪れて女郎花の歌を詠んだこと、狭衣が様々な恋の遍歴を経て嵯峨野で憂いに沈んだことなどを語り、姿を消す。やがて稲妻の光が冴え、嵐が吹く夜になると、笛の音が響き天稚御子らしき者が現れる。天稚御子は舞を舞い、雲間へと姿を消す。