実方(さねかた)
陸奥行脚の途中、西行は実方の塚を見つけ、亡者であるという老人と出会う。不思議に思いながらも和歌談義に花を咲かせる。やがて老人は、賀茂の臨時祭の舞楽の役を拝命したので都に帰ると言い残し、西へと姿を消す。その夜、実方の霊が再来し、若き日の舞姿を再現する。竹葉を冠に挿し華麗に舞う自身を御手洗川に映して見惚れるが、よく見れば老衰の姿である。やがて舞楽も終わりに近付き雷が鳴り、実方は回向を頼み、西行の夢は覚める。
陸奥行脚の途中、西行は実方の塚を見つけ、亡者であるという老人と出会う。不思議に思いながらも和歌談義に花を咲かせる。やがて老人は、賀茂の臨時祭の舞楽の役を拝命したので都に帰ると言い残し、西へと姿を消す。その夜、実方の霊が再来し、若き日の舞姿を再現する。竹葉を冠に挿し華麗に舞う自身を御手洗川に映して見惚れるが、よく見れば老衰の姿である。やがて舞楽も終わりに近付き雷が鳴り、実方は回向を頼み、西行の夢は覚める。