樒塚(しきみづか)
東国への旅の途中に伊賀の国、はらじろの里を訪れた僧は、古塚を見つける。手向けるために辺りに繁る樒を一本手折ろうとする。すると里人が、女の幽霊に祟られると言って、僧を制止する。里人は、古塚には当所の人々に殺害された南都の代官夫婦が眠ると教える。僧は不憫に思い、あえて樒を手折り手向ける。やがて回向を感謝して妻の霊が現れ、続いて夫の霊も現れる。夫婦の霊は、仲睦まじい夫婦に冤罪による悲劇が起き、怨霊となった様を見せるが、僧の祈りにより成仏する。
東国への旅の途中に伊賀の国、はらじろの里を訪れた僧は、古塚を見つける。手向けるために辺りに繁る樒を一本手折ろうとする。すると里人が、女の幽霊に祟られると言って、僧を制止する。里人は、古塚には当所の人々に殺害された南都の代官夫婦が眠ると教える。僧は不憫に思い、あえて樒を手折り手向ける。やがて回向を感謝して妻の霊が現れ、続いて夫の霊も現れる。夫婦の霊は、仲睦まじい夫婦に冤罪による悲劇が起き、怨霊となった様を見せるが、僧の祈りにより成仏する。