お知らせ
よみがえる鼓胴 ―山崎家伝来「錠図(じょうず)蔕(へた)梨(なし)」の音色を聴く― (2月27日)
山崎家は、江戸時代の京都で活躍した幸流小鼓の名家です。幸流小鼓の家元が不在だった明治時代には、当時の当主、山崎一道が三須錦吾・狩野宗明とともに芸事取締として免状発行などに関わりました。このたび、山崎家ご遺族から法政大学能楽研究所に小鼓胴や伝書が寄贈されたのを機に、その概要を報告します。なかでも小鼓胴「錠図蔕梨」は幸流宗家と山崎家のみに伝えられた名品です。今回、幸流小鼓方の成田達志氏に、この胴を使って演奏していただきます。それに伴い、山崎家に伝わる文書、手付(小鼓・大鼓の楽譜)の類も紹介します。
◆日時:2015年2月27日(金)18:30~20:30
◆場所:法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー26階 スカイホール
◆入場無料・事前申込不要・定員100名
◆プログラム
18:30~19:20
山崎家旧蔵小鼓伝書の概要 高桑いづみ(東京文化財研究所無形文化遺産部無形文化財研究室長・法政大学能楽研究所客員研究員)
19:30~20:30
実演とお話 小鼓:成田達志(幸流小鼓方能楽師) 謡:坂真太郎(観世流シテ方能楽師) 聞き手 高桑いづみ
◆当日はスカイホール前のロビーにて、山崎家旧蔵文書の展示もおこないます。
◆主催:法政大学能楽研究所 能楽の国際・学際的研究拠点
◆お問い合わせ先:野上記念法政大学能楽研究所