各年度 共同研究 成果一覧
公募型共同研究と拠点主導型共同研究の成果のうち、論文・目録・翻刻など活字化されたものを中心に年度ごとにまとめました。電子データが公開されている論文には、リンクが示してあります。各共同研究の活動や活字化されていない成果については、「研究プロジェクト活動報告」をご覧ください。( )の中に研究プロジェクト名を示しています。
2023年度
- 論文 木谷俊介,磯山拓都,鵜木祐史,“謡曲の良さに寄与するスペクトル・時間変調情報の検討,”日本音響学会2023年秋季研究発表会講演論文集,1-Q-4,2023年9月26日,名古屋,2023.(謡曲の良さの評価とそれを規定する音響特徴の検討)
- 論文 木谷俊介,牧勝弘,饗庭絵里子,中内茂樹,“能楽師とオペラ歌手による歌唱の空間放射特性,”日本音響学会2024年春季研究発表会講演論文集,2-5-5,2024年3月7日,東京,2024.(謡曲の良さの評価とそれを規定する音響特徴の検討)
- 翻刻 永井猛・稲田秀雄・伊海孝充「鷺流間狂言・宝暦名女川本「遠応立」翻刻」『能楽研究』48、法政大学能楽研究所、2024年3月(鷺流狂言宝暦名女川本(能研本)の総合的研究)
- 論文 中野顕正「能《国栖》の構想」『能と狂言』21、2023年12月(「新纂謡曲引歌考」の作成と謡曲における歌枕摂取の研究)
- 論文 成田雅彦,林久志,”伝統舞台芸術の振りの分析とサービスロボット向けプラットフォーム構想”,Vol.17 pp.42-47,東京都立産業技術大学院大学紀要,2024年(能楽を中心とする伝統芸能の振りの遡りとサービスロボットヘの活用)
- 翻刻 脇型付『能之秘書』『わざを伝える 能の技芸伝承の領域横断的研究』能楽研究叢書9、法政大学能楽研究所、2024年3月(脇型付「能之秘書」の解読と注釈を通した能の様式化以前の演出の研究)
- 論文 中司由起子「江戸時代初期のワキの演技―『能之秘書』の解題にかえて―」『わざを伝える 能の技芸伝承の領域横断的研究』能楽研究叢書9、法政大学能楽研究所、2024年3月)(脇型付「能之秘書」の解読と注釈を通した能の様式化以前の演出の研究)
- 論文 高桑いづみ「囃子研究のさまざまな視点」『能と狂言』21、能楽学会、2023年12月(一噌流の伝承研究―島田巳久馬旧蔵資料と国立能楽堂蔵一噌八郎右衛門家資料の調査―)
- 論文 森田都紀「「笛方一噌流分家一噌八郎右衛門家の〔獅子〕」『能と狂言』21、能楽学会、2023年12月(一噌流の伝承研究―島田巳久馬旧蔵資料と国立能楽堂蔵一噌八郎右衛門家資料の調査―)
- 論文 高桑いづみ「『古頭付』から読み解く江戸初期以前の一噌流アシライ」『能楽研究』48、法政大学能楽研究所、2024年3月(一噌流の伝承研究―島田巳久馬旧蔵資料と国立能楽堂蔵一噌八郎右衛門家資料の調査―)
- 論文 富山隆広「時局能〈忠霊〉の構想と成立」『能と狂言』21号、2023年12月
- 論文 宮本圭造「猿楽座の形成と展開」『能と狂言』21号、2023年12月
- 論文 宮本圭造「能楽における家元制の形成と展開」『藝能史研究』144号、2024年1月
- 論文 横山太郎「明治能楽における家元制度の形成」『藝能史研究』144号、2024年1月
- 論文 伊海孝充「江戸時代初期観世流整版謡本群の研究(二)」『能楽研究』48号、2024年3月
- 論文 宮本圭造「能大夫「松田五郎右衛門」考」『能楽研究』48号、2024年3月
- 論文 山中玲子「世阿弥時代の「わざ」の継承」能楽研究叢書9『わざを伝える』、2024年3月
- 論文 深澤希望「型を分析する視点を追う」能楽研究叢書9『わざを伝える』、2024年3月
- 論文 中司由起子「江戸時代初期のワキの演技」能楽研究叢書9『わざを伝える』、2024年3月
- 翻刻 脇型付研究会「脇型付『能之秘書』翻刻」能楽研究叢書9『わざを伝える』、2024年3月
- 論文 横山太郎「能の初心者稽古におけるコミュニケーションを分析する」能楽研究叢書9『わざを伝える』、2024年3月
- 論文 林容一・横山太郎「客観的な動作分析からみたわざ伝達の要因の検討」能楽研究叢書9『わざを伝える』、2024年3月
- 刊行物 能楽資料叢書8『間狂言資料集成』間狂言共同研究会校訂、法政大学能楽研究所、2024年2月
- 刊行物 能楽研究叢書9『わざを伝える―能の技芸伝承の領域横断的研究』横山太郎編、法政大学能楽研究所、2024年3月
2022年度
- 論文 木谷俊介「謡曲の良さの評価手法についての検討」『2023年春季研究発表会講演論文集』2-4-7、日本音響学会、2023年(アンビエント音響が謡曲における日本的音質感に与える影響)
- 論文 高橋悠介「《江口》と金春禅竹」『観世』89(4)、2022年7月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 高橋悠介「芸能における中将姫―能「雲雀山」「當麻」と浄瑠璃「鶊山姫捨松」『中将姫と當麻曼荼羅―祈りが紡ぐ物語』奈良国立博物館、2022年7月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 大東敬明「年間特集「能と神祇・神道」」『金春月報』43-3~43-12、金春円満井会、2022年3~12月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 大東敬明「葵祭図屏風(國學院大學博物館蔵)」『国立能楽堂』463、2022年7月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 芳澤元「室町社会の宴と肉食禁忌―精進料理の歴史的前提―」『歴史学研究』1027、2022年10月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 中野顕正「『大和国當麻寺縁起』校注稿 」『人文社会科学論叢』13、弘前大学、2022年8月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 中野顕正「中将姫伝説の誕生 ―當麻曼陀羅縁起(中将姫物語)の主題は女人救済か」『弘前大学国語国文学』44、2023年3月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 中野顕正「證空仮託『當麻曼陀羅記録』縁起分考」『人文社会科学論叢』14、弘前大学、2023年2月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
論文 中野顕正「光明寺蔵「當麻曼陀羅縁起絵巻」成立の周辺 ―當麻曼陀羅・曼陀羅縁起享受環境の検討から」『仏教芸術』10、2023年3月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 猪瀬千尋・中野顕正「澄憲『法華経釈』提婆達多品第十二 校注稿(2)」『金沢大学国語国文』48、2023年3月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 山田昇平「『うむの下濁る』という言い習わしの歴史」『国語国文』92巻1号(謡伝書の日本語学的研究―発音に関する記述を中心として―)
- 論文 稲田秀雄「宝暦名女川本「六人僧」における小舞の問題」『山口県立大学国際文化学部紀要』29、2023年3月(新出・宝暦名女川本(能研本)の総合的研究)
- 翻刻 永井猛・稲田秀雄・伊海孝充「鷺流間狂言・宝暦名女川本「語立雑」翻刻」『能楽研究』47、法政大学能楽研究所、2023年3月(新出・宝暦名女川本(能研本)の総合的研究)
- 論文 中野顕正・川上一「謡曲《放生川》明和本における道行部の改訂意図」『銕仙』727、銕仙会、2022年10月(世阿弥脇能を中心とした謡曲詞章の和歌・連歌的研究手法に基づく表現分析)
- 目録 森田都紀・高桑いづみ「島田巳久馬旧蔵資料目録」(暫定版)(一噌流の伝承研究-島田巳久馬旧蔵資料と国立能楽堂蔵一噌八郎右衛門家資料の調査-)
- 森田都紀「一噌流笛方能楽師・島田巳久馬の経歴について」『能楽研究』47、法政大学能楽研究所、2023年3月(一噌流の伝承研究-島田巳久馬旧蔵資料と国立能楽堂蔵一噌八郎右衛門家資料の調査-)
- 論文 高桑いづみ「笛は何を吹いているのか」、能と狂言総合雑誌『花もよ』65、2023年3月(一噌流の伝承研究-島田巳久馬旧蔵資料と国立能楽堂蔵一噌八郎右衛門家資料の調査-)
2021年度
- 著書 高橋悠介編『宗教芸能としての能楽』勉誠出版、2022年1月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 高橋悠介「六輪一露説と世阿弥能楽論」『能と狂言』19、能楽学会、2021年11月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 大東敬明「能と神祇・神道(第1回)「御裳濯」」『金春月報』43-3、金春円満井会、2022年3月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 芳澤元「髭僧にみる中世東国と宗教―遁世僧集団と関東天台談義所の交流網―」『寺社と社会の接点―東国の中世から探る―』高志書院、2021年12月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 翻刻 永井猛・稲田秀雄・伊海孝充「鷺流間狂言・宝暦名女川本「脇末鱗」翻刻」『能楽研究』46、法政大学能楽研究所、2022年3月31日(新出・宝暦名女川本(能研本)の総合的研究)
- 論文 稲田秀雄「宝暦名女川本「無縁聟」と江山本「銀三郎」」『山口県立大学国際文化学部紀要』28、2022年3月31日(新出・宝暦名女川本(能研本)の総合的研究)
- 目録 森田都紀・高桑いづみ「島田巳久馬旧蔵資料目録」(暫定版)(一噌流の伝承研究-島田巳久馬旧蔵資料と国立能楽堂蔵一噌八郎右衛門家資料の調査-)
- 論文 古川諒太「江戸長唄の謡曲摂取—暦期を中心に—」『東京大学国語国文学論集』17、2022年3月(近世邦楽詞章における謡曲摂取用例データベースの作成)
- 論文 横山太郎「ハタラキ考──世阿弥以前の能における鬼の身体」『ZEAMI 中世の芸術と文化』5、森話社、2021年6月(能楽の技芸伝承プロセスの学際的研究─スポーツ科学と演劇学の観点から)
2020年度
- 著書 重田みち編『宮増小鼓伝書の資料と研究―室町文化横断研究のために』法政大学能楽研究所「能楽の国際・学際的研究拠点」、2021年3月
- 論文 井上治「『唯心軒花伝書』の位置づけ―その成立環境および周辺芸能との関係について―」『いけ花文化研究』9、国際いけ花学会、2022年
- 論文 稲垣弘明「蹴鞠─応仁の乱後の「新儀」を中心に」『伝統文化 研究編』京都芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎、2022年6月
- 論文 重田みち「室町時代の芸道書に見る芸の場所柄・時節・機会─諸ジャンルの心得を比較する」『伝統文化 研究編』京都芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎、2022年6月
- 論文 高橋悠介「身体生成をめぐる思想と中世仏教―五蔵観・魂魄・胎内説」『日本宗教史3 宗教の融合と分離・衝突』吉川弘文館、2020年7月
- 論文 西谷功「唐宋代における仏牙舎利の〈発見〉―道宣伝持の仏牙を中心に」『アジア仏教美術論集 東アジアIII(五代・北宋・遼・西夏)』中央公論美術出版、2021年2月
- 論文 中野顕正「乱曲《東国下》小考 ―『東関紀行』との関わりを中心に―」『銕仙』705、銕仙会、2020年10月
- 論文 稲田秀雄「新出・宝暦名女川本(能研本)から見えることー山口鷺流狂言との関連―」「いずみ通信」45、和泉書院、2020年9月30日
- 翻刻 永井猛・稲田秀雄・伊海孝充「鷺流狂言『宝暦名女川本』「本書綴外物」翻刻」『能楽研究』45、法政大学能楽研究所、2021年3月
- 翻刻 西村聡ほか『間狂言資料集成(暫定版)上』法政大学能楽研究所「能楽の国際・学際的研究拠点」サイト
- 翻刻解題 小田幸子・井上愛「升形本『あい之本』の翻刻と解題」『能楽研究』45、法政大学能楽研究所、2021年3月
- 論文 岩崎雅彦「《叫べど声が、出でばこそ》―「鵜飼」「砧」と『六道講式』―」『銕仙』702、銕仙会、2020年6月
- 論文 富山隆広「〈嵐山〉間狂言再考」『能と狂言』18、能楽学会、2021年3月
- 論文 田草川みずき「『田村麿鈴鹿合戦』と阿漕浦伝説」、郡司正勝先生研究会編『歌舞伎の出口・入口』2020年4月
2019年度
- 論文 重田みち「〈藝道〉としての能楽――茶の湯・立て花などの室町文化との比較研究の効用」『銕仙』694、2019年7月(室町中後期能楽伝書の資料集作成と室町文化の継承史・社会史に関する学際的研究)
- 論文 高橋葉子「明治の音源に聞く謡のフシ―大西新三郎〈小督〉駒之段」京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター研究紀要『日本伝統音楽研究』16、2019年6月(室町中後期能楽伝書の資料集作成と室町文化の継承史・社会史に関する学際的研究)
- 論文 高橋葉子「京都観世会浅野文庫資料紹介(三)―檜垣本彦四郎笛伝書」京都観世会館会報誌『能』737、2019年10月(室町中後期能楽伝書の資料集作成と室町文化の継承史・社会史に関する学際的研究)
- 論文 宮本圭造「鎌倉・南北朝期の春日若宮おん祭と猿楽」『春日若宮おん祭』35、2019年12月(室町中後期能楽伝書の資料集作成と室町文化の継承史・社会史に関する学際的研究)
- 論文 宮本圭造「『風姿花伝』第四神儀篇の申楽起源説の背景」『銕仙』701、2020年3月(室町中後期能楽伝書の資料集作成と室町文化の継承史・社会史に関する学際的研究)
- 論文 高橋悠介「『玉伝深秘巻』の宗教的基盤ー付、室町後期神祇書における受容」『仏教文学』44、2019年4月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 中野顕正「能《野宮》における聖俗の転換」『中世文学』64、2019年6月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)(謡曲における和歌・連歌表現の用例データベース構築)
- 論文 中野顕正「一休宗純が能に求めたもの──能「通小町」関連詩三首の検討から」『中世に架ける橋』森話社、2020年3月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)(謡曲における和歌・連歌表現の用例データベース構築)
- 論文 倉持長子「能「三山」と融通念仏」『中世に架ける橋』森話社、2020年3月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 永井猛「新出 鷺流狂言『宝暦名女川本』の離れについて」『能楽研究』44、2020年3月(新出・鷺流狂言『宝暦名女川本』の離れ(笹野本)についての基礎研究)
- 翻刻 永井猛・稲田秀雄・伊海孝充「鷺流狂言『宝暦名女川本』「盗類雑」「遠雑類」翻刻」『能楽研究』44、2020年3月(新出・鷺流狂言『宝暦名女川本』の離れ(笹野本)についての基礎研究)
- 論文 Hiroshi Koga. An Essay on the Taxonomy and Trajectory of Social Media Marketing: From Customer Information to Customer Experience, The Review of Socionetwork Strategies, Vol.13, No.1 2019年(能楽におけるコミュナルな実践の構図の解明)
- 論文 豊島正之「キリシタン文献の典拠問題」『国語と国文学』96-05、2019年5月(能楽伝書の国語学的研究)
- 論文 豊島正之「キリシタン版冒頭部の印刷順序」『上智大学国文学論集』53、2020年1月(能楽伝書の国語学的研究)
- 論文 豊島正之「キリシタン版「日ポ辞書」のプロポジサン注記に就て」『上智大学国文学科紀要』37、2020年3月(能楽伝書の国語学的研究)
- 論文 西村聡「アイの語りの分際(下)-後シテの語りと比較して-」『金沢大学歴史言語文化学系論集言語・文学篇』12,2020年3月(間狂言資料集成の作成とアイ語りを視点とする夢幻能の再検討)
- 論文 岩崎雅彦「磁石の正体-鉄を食う怪獣-」『銕仙』693、2019年6月(間狂言資料集成の作成とアイ語りを視点とする夢幻能の再検討)
2018年度
- 論文 西谷功「泉涌寺の「生身」羅漢―「汗」をかく羅漢伝承の背景―」『画期としての室町―政事・宗教・古典』勉誠出版、2018年10月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 西谷功「〈舎利〉―泉涌寺との関わり」『観世』85-10、2018年10月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 高橋悠介「能楽に摂取された法華・阿弥陀・観音融和の偈句―「昔在霊山名法華」偈の源流と展開」『画期としての室町―政事・宗教・古典』勉誠出版、2018年10月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 高橋悠介「散逸曲〈仏頭山〉の題材と環境」『能と狂言』16、2018年6月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 高橋悠介「地獄蘇生の春日霊験譚と解脱房貞慶」『国宝春日大社のすべて』奈良国立博物館、2018年4月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
2017年度
- 論文 西村聡「『源氏物語』で語る源平合戦―須磨人平家の憂愁と墓標―」 『石川教育展望』(間狂言資料集成の作成とアイ語りを視点とする夢幻能の再検討)
- 論文 岩崎雅彦「狂言「附子」の題材―笑話と教訓譚―」 『伝承文学研究』66、2017年8月(間狂言資料集成の作成とアイ語りを視点とする夢幻能の再検討)
- 論文 芳澤元「室町時代の南都律僧と京都五山」『明星大学研究紀要人文学部・日本文化学科』26、2018年3月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 著書 芳澤元『日本中世社会と禅林文芸』吉川弘文館、2017年12月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 著書 西谷功『南宋・鎌倉仏教文化史論』勉誠出版、2018年2月(能作品の仏教関係語句データベース作成と能の宗教的背景に関する研究)
- 論文 浅見龍介「運慶の独創性とその源」『興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」』図録、東京国立博物館、2017年9月(上杉家の伝来能楽面の学際的調査研究)
- 論文 浅見龍介・川岸瀬里「能狂言面の神と鬼」『東京国立博物館特集リーフレット』2018年3月(上杉家の伝来能楽面の学際的調査研究)
- 論文 門脇幸恵「実演用能装束とは」「能楽の包括的伝承を考える」 『実演用能装束の保存継承に関する研究』 東京文化財研究所(上杉家の伝来能楽面の学際的調査研究)
- 論文 門脇幸恵「賀多神社所蔵の能道具について」『賀多神社能狂言装束調査報告書』服飾分野の資料情報発信に向けた基礎的調査(一) 文化学園大学和装文化研究所(上杉家の伝来能楽面の学際的調査研究)
- 論文 門脇幸恵「豊橋魚町能楽保存会の能道具について」『豊橋魚町能楽保存会所蔵能狂言装束調査報告書』服飾分野の資料情報発信に向けた基礎的調査(二) 文化学園大学和装文化研究所(上杉家の伝来能楽面の学際的調査研究)
2016年度
- 論文 西村聡「『照葉狂言』を語る未来―一座を越えて行く身体―」 『金沢大学歴史言語文化学系論集言語・文学篇』9、2017年3月(間狂言資料集成の作成とアイ語りを視点とする夢幻能の再検討)
- 論文 門脇幸恵 「大聖寺藩前田家の面袋の特徴」『國華』 1455、2017年1月(越前松平家伝来能装束の学際的研究)
- 著書 長崎巌(共著) 『Re-envisioning Japan: Meiji Fine Art Textiles』5, Continents Editions, 11月(越前松平家伝来能装束の学際的研究)
- 書籍 長崎巌 (共著)『kimono, au bonheur des dames』, Musee national des arts asiaques – Guimet ,Edithions Gallimard, 2月(越前松平家伝来能装束の学際的研究)
- 論文 坂本清恵 「現代能楽の音便」、「鼻的破裂音の産出にかんする予備的検討―英語と謡の対照―」 アクセント史資料研究会 『論集』 12、2017年2月(長唄における謡の影響についての研究)
- 論文 伊藤克亘・赤石美奈「楽譜情報を用いた能の謡のメロディーの可視化手法」『情報処理学会論文誌』 (2017/5 投稿, 査読中)(コンピュータによる謡のメロディに関する客観的な分析基盤の確立)
2015年度
- 論文 佐藤和道「国語教科書と能楽」『能と狂言』14、能楽学会、ぺりかん社(学校教育における能楽の分析と刷新―伝統文化教育のモデルケース確立をめざして)
- 論文 田村景子 「懸隔甚だしき恋の方へ―三島由紀夫「恋重荷」論」 『三島由紀夫研究』 16、鼎書房、2016年3月(学校教育における能楽の分析と刷新―伝統文化教育のモデルケース確立をめざして)
- 論文「三島由紀夫『豊饒の海』における能楽表象(1)―「美の厳格な一回性」への偏愛」 田村景子 『和光大学表現学部紀要』 16号, 2016 年3 月(学校教育における能楽の分析と刷新―伝統文化教育のモデルケース確立をめざして)
- 解説 杉山未菜子 福岡市博物館 企画展示「たのしい狂言面入門」リーフレット、2015年6月(『安川敬一郎日記』にみる明治・大正期の財界人と能楽)
- 論文 Katunobu Itou, Rafael Caro Repetto and Xavier Serra “Melody Transcription Framework using Score Information for Noh Singing,” , CONTENT 2016, Rome, (2016/3) (Best Paper Award)(コンピュータを用いた音楽学的な謡の分析のための基盤研究)
- 書籍 長崎巌 「LES COSTUMES DE NO」『DU NO A MATA HARI』 Musée Guimet, 2015年4月(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 論文 今岡謙太郎「明治期の黙阿弥作品に見る「世話物」の展開」『日本文学』2015年10月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 論文 児玉竜一「デニショーン舞踊団と七代目松本幸四郎――リンカーン・センター所蔵フィルムから」図録『Who Dance?』早稲田大学演劇博物館 、2015年12月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 評論 児玉竜一「記録にみる戦後70年の歌舞伎」『演劇界』2015年7月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 解説 児玉竜一「松竹大谷図書館所蔵・GHQ検閲台本」松竹大谷図書館ホームページ、2015年9月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 監修・評論 飯島満「文楽人形遣い二代目吉田玉男 新たな舞台へ」『伝統と文化』39、2016年1月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 論文 横山太郎「わざ継承の学を構想する ─能楽の技法を中心とする学際的な研究のために─」『能楽研究』40、能楽研究所、2016年3月(現代能楽における「型」継承の動態把握―比較演劇的視点から)
- 論文 横山太郎「どこまでが能だったのか―歴史的に見た能の輪郭」『能楽の現在と未来』能楽研究叢書5、能楽研究所、2015年11月(現代能楽における「型」継承の動態把握―比較演劇的視点から)
- 報告 横山太郎「シンポジウム「わざ継承の歴史と現在──身体・記譜・共同体」」『REPRE』26、表象文化論学会ニューズレター、2016年2月(現代能楽における「型」継承の動態把握―比較演劇的視点から)
- 論文 パトリック・シュウェマー「大坂城本丸の能舞台をイエズス会日本報告の原本から読み解く」、『能と狂言』13、能楽学会、ぺりかん社、2015年5月(能楽という外交 —戦国・江戸時代の国際能楽史—)
- 論文 パトリック・シュウェマー「『キリシタン能』再考:イエズス会日本報告の原本から」『能楽研究』39、能楽研究所、2015(能楽という外交 —戦国・江戸時代の国際能楽史—)
- 論文 坂本清恵「人形浄瑠璃にみる江戸時代の音声」『日本語学』34-10、2015年8月(口承資料としての現代能楽の研究)
- 論文 坂本清恵「謡の連声」『能と狂言』13、能楽学会、ぺりかん社、2015年5月(口承資料としての現代能楽の研究)
- 論文 高桑いづみ「室町時代のアクセントと謡のフシ(melody)―「松風」の復元をめぐって―」『無形文化遺産研究報告』10、東京文化財研究所無形文化遺産部、2016年3月(口承資料としての現代能楽の研究)
- 論文 坂本清恵「室町時代のアクセント推定の方法―謡「松風」を例に―」『無形文化遺産研究報告』10、東京文化財研究所無形文化遺産部、2016年3月(口承資料としての現代能楽の研究)
- 論文 坂本清恵・加野友理・野見山優・野中くれあ「大蔵流茂山家狂言台本の翻刻と紹介」『日本女子大学大学院文学研究科紀要』22、2016年3月(口承資料としての現代能楽の研究)
- 論文 坂本清恵「長唄のアクセント―「鶴亀」を例に―」『論集』ⅩⅠアクセント史資料研究会、2016年1月(口承資料としての現代能楽の研究)
2014年度
- 論文 児玉竜一「新舞踊と歌舞伎舞踊」、片岡康子監修『日本の現代舞踊のパイオニア』新国立劇場情報センター、2015年3月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 論文 飯島満「フィルモン音帯一覧」『無形文化遺産研究報告』9、東京文化財研究所無形文化遺産部、2015年3月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 論文 児玉竜一「近世演劇の上演と写本」『日本文学』63、2014年10月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 対談 児玉竜一「楽劇・舞台と放送(葛西聖司)」『楽劇学』21、楽劇学会、2014年5月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- シンポジウム 児玉竜一「放送と楽劇(葛西聖司・羽田昶・安田信一)」『楽劇学』21、楽劇学会、2014年5月(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- シンポジウム (飯島満・赤間亮・岡室美奈子)児玉竜一「演劇・芸能アーカイブの歴史と展望――演博・立命館・東文研を事例として」『演劇学論集』59(演劇雑誌における能楽記事の調査研究)
- 論文 横山太郎「能の舞を記譜すること──観世元章の記譜『秘事之舞』をめぐって」松岡心平編『観世元章の世界』、檜書店、2014年7月(現代能楽における「型」継承の動態把握―比較演劇的視点から)
- 論文 横山太郎「伝統芸能はなぜそう呼ばれるか」『継ぐこと・伝えること』京都芸術センター、2014年9月(現代能楽における「型」継承の動態把握―比較演劇的視点から)
- 論文 山中玲子「元章時代の小書とその演出意図―小書一覧表・『小書型付』翻刻―」松岡心平編『観世元章の世界』、檜書店、2014年7月(現代能楽における「型」継承の動態把握―比較演劇的視点から)
- 論文 中司由起子「枕ノ段の型の研究―扇を投げる・衣を被く―」『能楽研究』38、法政大学能楽研究所(現代能楽における「型」継承の動態把握―比較演劇的視点から)
- 論文 豊島正之 「キリシタン版のVulgata聖書引用に就て」『上智大学国文学科紀要』32、上智大学国文学会、2015年3月(能楽という外交 —戦国・江戸時代の国際能楽史—)
- 論文 豊島正之「キリシタン文献の表記の揺れと統一」『上智大学国文学論集』、上智大学国文学会、2015年1月(能楽という外交 —戦国・江戸時代の国際能楽史—)
- 解説 豊島正之 「重要文化財 ドチリーナ・キリシタン 天草版」東洋文庫監修、東洋文庫善本叢書2、勉誠出版、2014年9月(能楽という外交 —戦国・江戸時代の国際能楽史—)
- 解説 豊島正之 「サクラメンタ提要 長崎版」東洋文庫監修、東洋文庫善本叢書 4、勉誠出版、2014年10月(能楽という外交 —戦国・江戸時代の国際能楽史—)
- 論文 坂本清恵「金春禅竹の胡麻章―施譜法とアクセント反映度―」 『論集』Ⅹ 2015年2月(口承資料としての現代能楽の研究)
- 論文 長崎巌 「能装束の歴史と松井家の能装束」 『国立能楽堂平成二十六年度特別展示松井文庫創立三十周年記念-松井家の能』国立能楽堂、2015年1月(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 論文 長崎巌「明治の美術染織と江戸時代の伝統染織」『共立女子大学家政学部紀要』61、共立女子大学、2015年1月(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 論文 長崎巌「名物裂の概念の成立と受容の実態」 『総合文化研究所紀要』21、共立女子大学総合文化研究所、2015年2月(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- クーリエ、図録編集、能面・文献作品解説執筆 門脇幸恵 文化庁海外展『Theatre of Dreams, Theatre of Play: Nō and Kyōgen in Japan』AGSNWシドニー、2015年6月(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 解説 門脇幸恵 「Noh and the Samurai」 『Japanese Art at the Time of the Samurai』 『Samurai: Beyond the Sword』 デトロイト美術館(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 解説 渡邊雅子 The Samurai and Genji monogatari(The Tale on Genji)『Japanese Art at the Time of the Samurai』『Samurai: Beyond the Sword』デトロイト美術館(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 解説 Joyce Denney Luxury and Propriety:Edo-Period Noh Costumes and Samurai Women’s Garments in the Detroite Institute of Arts, 『Japanese Art at the Time of the Samurai』 『Samurai: Beyond the Sword』デトロイト美術館(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 書籍 長崎巌『古社寺の装飾文様 素描でたどる天平からの文化遺産』上・下巻 、pp.4-9、青幻舎、2014年4月(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
- 総合編集・作品解説 門脇幸恵 『国立能楽堂平成二十六年度特別展示松井文庫創立三十周年記念-松井家の能』 国立能楽堂、2015年1月(在外能装束の調査研究-分野横断的検証による)
2013年度
- 論文 坂本清恵「近世期における「つめる」「のむ」―四つ仮名、舌内入声音、連声の注記をめぐって―」『論集』Ⅸ、アクセント史資料研究会、2013年12月(口承資料としての現代能楽の研究)